閣下が不用意に打たれたblog

噴火で変遷する西之島の火口や海岸線、暗礁などの海底地形等の図を衛星画像や各種資料から作成してます

ランドサット8の捉えた西之島の噴火20141008

旧地名はどうなってしまうんじゃろか衛星画像

台風18号が過ぎてまたまた台風19号が迫り、小笠原諸島付近の天候も下り坂の予報の中、ランドサット8は晴れてやってくれました。

早速Landsat8のH26.10.8の西之島画像です。使用したバンドはB2、B4、B6,B7、B8です。先ずは拡大図から。

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 北の溶岩通りには

これはこれは大変身。サメ浜は北台地と南台地の切通しにあったのですが、ついに破れたようです。北台地は完全にB7の輝きであふれ溶岩に没していますが、西側の海岸線は完全に前進しました。先端の温度が低いので浜かもしれないと思ったのですが、いずれにせよこの勢いでは確認する前に、北台地から落ちる溶岩滝の滝壺となってやがて埋もれてしまうでしょう。やべっ、溶岩滝見てみたい~!!

北岬付近のしぶとい小岩礁は完全に没し、明瞭に熱い溶岩流は土星の西にあたる北西方向に激しく侵攻し突出しました。10/4に北側で見かけた熱塊がこれだったのでしょうか。北岬の北側に浅い峠があったはずで、これを乗り越えて勢いがついているのかもしれません。

その北側では金星溶岩流が意外と堤防役を果たしていて面白いです。土星大本営なのに最前線で踏ん張ってますが、アチチの状態に。銀河連邦と旧地名の未来はどうなってしまうのか・・

旧天王山火砕丘の位置は木星付近から侵入した溶岩で、丸い感じに覆われ始めてますが、日月星島付近は抵抗してます。eさんの希望通り、四国状岩礁溶岩流がこの先堤防役を果たして溶岩流を割るかもしれません。

その証拠に星島の東は、沈水溶岩堤防が海中で復活!溶岩ハイウェー化しています。その先で行き止まりにぶち当たってもいます。

北東の三角暗礁帯はやっと切通しに勢いがついたらしく東耳の上部を席巻し始めました。暗礁の溝はやはり溶岩ハイウェー化しやすい形状ですから、順次埋まっていくでしょう。

いやー、すごいわ。9/6はつい一か月前のことだったはずで、ここまで継続的に大量にあふれ続けるとはなあ。

 西之島の全体図

さてLandsat8撮影の西之島、海底地形と暗礁入りの全体図です。

http://f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gravireyossy/20141008/20141008195406_original.jpg

カラーは赤っぽくした近赤外のB6,B7の色を薄める程度にB4,B2を利用しています。背景にパンクロマチックのB8を置いて解像度が細かい様にしてます。また暗礁に今回は透過マスクを設定してみました。また10/4の夜間データの、海岸線ラインがはみ出てしまったので修正しました。

やっと全体判読

さて当方計測は全面積で190ha=1.90km2です。あと一歩で200haですね。

2chで9/27に誰かが10月中旬には200haを目標、と言っていましたがこれは可能か不可能かでなく、何日に何処で達成するのか?という段階になりましたな。

東海岸は8/26の東こめかみの海岸に凸凹が少なくなりました。波浪による浸食と思います。東西頬と南アゴあたりはたいして変化してないと思います。

 わりと南海岸は丈夫かも知れませんね。今後は南海岸の外形を当てにしようかと思っています。北側は島関係行方不明で、ほんと位置が分からなくなったです。

 

そこでそろそろ国土地理院さん、出番ではないでしょうか。いや出番ですよ?

この溶岩流だって高さが分からないよー!陸上のボリューム不明では予測も立たんよー!さーぁ無人機で行ってみよー!!

LandBrowserのクレジット表示 The source data were downloaded from AIST‘s LandBrowser, (http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html/). Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.