閣下が不用意に打たれたblog

噴火で変遷する西之島の火口や海岸線、暗礁などの海底地形等の図を衛星画像や各種資料から作成してます

カマンランドサットエイトナイトH261020

闇の中で輝く赤外線の西之島

いやしかし真っ暗闇で何もわからん。イカ釣り漁船はどこに行ったのか。

そんな中赤外線だけは輝きを放っているのが西之島。逆に光ってなければ何処に有るのかすら判らない。

いやホントはMTLファイルとかをしっかり計算すればわかるんでしょう。

でもそんなスキルはナイト。 

下の画像はH26/10/20の夜間赤外線撮影の西之島です。

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--10/22絵を引き気味の画像と差替えました--

画像に使用したバンドはB10、B7、B6です。今回位置合わせは10/16の熱画像を利用しました。 なわけで海岸線のラインは10/16のものですが、新しい海岸線は24日の日中撮影を待ちましょう。

 

ところで10/16の画像をどう利用したのか、そのプロセスはなんだか目がチカチカするんですよ。そこで、

そんな経験をみんなにも体験してもらおうと思ってね。見よ!西之島のギフアニメをっ!

 

f:id:gravireyossy:20141021183400g:plain

目がー!メガー!ぁ

少し大げさでしたが、色合いや位置はテスト中のものです。ちなみに中央火口丘の熱がランドサットでは西に動いているように見えますが、標高が高いところは撮影角度の影響もありますよ。

 

ランドサットエイトナイトについて

ところで西之島に対するランドサット8の夜間撮影について調べると、面白いことが分かった。なんと西之島を夜間撮影するパスロウは2種類。

LC8205203シリーズ PATH205 ROW203

LC8206203シリーズ PATH206 ROW203

この2回で撮影されていたのです。例えば9月のスケジュールは、

9/2 205 夜間

9/6 105 日中

9/9 206  夜間 

9/18 205  夜間 

9/22 105  日中 

9/25 206  夜間

このように計6回も撮影されておったと。

いやー、ランドサットは夜の方がお盛んだったんだねー。

LandBrowserのクレジット表示 The source data were downloaded from AIST‘s LandBrowser, (http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html/). Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.