西之島の噴火と失われた海岸線H260909
まだまだ西之島の急激な変化に付いて行けていないとお嘆きの貴兄に
9/6からの西之島の溶岩大流出。9/17までの11日間に大きな変化があったため、それまでとは大きく変わった海岸線の変化に戸惑った方も多かったのではないでしょうか。自分がまさにそうでした。
終わったことも過ぎたことも仕方はない。しかしそれはまるで短歌で言えば季語が抜けているような、4コマ漫画で言えば2コマ目が抜けているような、車で言えばブレーキが付いていないような、そんな不足感。
だがその欠損をランドサットの夜で補完しようという試みが今日の衛星画像。
名付けて「やっぱり俺は西之島類補完計画」。
撮影日はH26/9/9の夜、使用バンドはB10青、B7緑、B6赤、してB5も赤です。
これは輝きマックス!B5まで光っているあたり、相当熱いぜよ。
またうっすらと光輪が写っているのがいいね。
さてお次は位置あわせです。
今回は最新画像という縛りもないですし、浅めの等深線を抜いてあっさり味に仕立てました。使用してる背景は青を強めたので先ほどより少し明るいです。
驚くべきは9/6から3日後、84時間しか経っていない写真だという事でしょう。この間に増加した溶岩流の面積は約10万m2。海面部だけでも4.5万m2の増加と算定しました。溶岩流はたらい岩方面を中心に初期は流れていたんでしょうか。こちらの輝きは方向性も含めて明瞭ですね。
まとめ
さていかがでしょうか。これで自分たちの見ることができなかった過渡期の海岸線が見えてきたのではないかな。
これでお嘆きの貴兄らの短歌には季語がはいり、漫画は2コマ目が把握できて車にはブレーキが無事装着された感じでしょう。
なにしろ西之島の昭和旧島7万m2よりも広い溶岩原が、3日間で出来上がったという事でしたから、これでは変化に付いていけないのも仕方ないですよね。
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