ランドサットを楽しもう!倶楽部さんの捉えた夜の西之島H270108字余り
8ビットなんて古いというが
PCの世界では8ビットなんて古いという以前にMS-DOS時代のものですが、画像などはこの呼称で規格が利用されています。ランドサットから得られる画像は16ビット規格のTIFFで、でも普通の画像ソフトで読み込んで利用していました。
また最近熱赤外と呼ばれる波長の長い赤外線データが、残念ですがランドサットから得られない状況になっています。そこでランドサットを楽しもう倶楽部さんがBAND6、BAND7の処理に取り組んでくれました。
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この処理されたH27/1/8の夜の西之島画像、これが予想を超えた情報量でびっくりしたので処理して紹介します。
元の画像をトリミングするとこんな感じで
で、とりあえずノイズをしれっと処分してみると、下の感じ。諸元は元記事を参照してね。
んー、なんだか宇宙が誕生したころの背景放射を思い出しますね~。130億年ぐらい前か、いやー懐かしい。
そんな宇宙的ガス風の模様は溶岩の火映に照らされた雲、といったところでしょうか。派手なものです。
同じデータで自分の処理した画像はこんなです。
ランドサットの捉えた夜の西之島H270108 - 閣下が不用意に打たれたblog
全然違うじゃないか~。情報が、量が全く違うわ。
しかしまだまだ画像としては感度が高すぎて何処が何やらニシノシマ。
お次は位置合わせです。
ここでおなじみの島影を載せてみるとこんなに大きい。
こんなに広範囲に赤外線の放射があり、ランドサットに捉えられていたんですね。
さて判読、じゃなくて反省
やっぱTIFF画像は16ビットで処理できないと、あかんですな~。今まで8ビット処理だったから。
夜間の画像にはセンサーのノイズも多くてなかなかデリケートですが、ランドサットのBAND7・6の能力を見直す一件となりました。
ちなみに自分の能力が更新されたわけではないです。 念のため。
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