ランドサットの捉えた夜の西之島H270131
西之島の溶岩流は海岸線で活発化している
今回は小笠原諸島の天候が日中すぐれなかったため、夜間の撮影はあまり期待できないかなと思っていたのですが、どうやら晴れました。噴煙の邪魔もほぼ入っていないんじゃないかな。
データは産総研のランドブラウザーから。Band7が赤、BAND6は緑です。解像度は10m/pic。
おそらく溶岩が海に流れ込む海岸線。この高温部が一列に並んでいる。
位置合わせに続きますよ
位置合わせで
なんか見慣れない気がする人はすごいなと思うんですが、いつもと違う背景を選択。
ここのところ展開が安定しているので、今回の等深線はお遊びで、明治時代測量のものを利用しています。昭和噴火前のマールの中で噴火活動が進んでいることが見えると思います。
この等深線は外邦図から水深を取得して描いたものです。形状はオリジナルですので、公式品ではありませんからご注意を。
ってこのブログの提供する等深線はみんなオリジナル品ですね。
1月は正射画像が不足していて
等深線の中で光っているのも良いですが、地形の中でどう流れているのかを見たいですよね。今月はランドサットの日中撮影もダメだったし。
そこで背景に赤色立体図を引用しました。
この図はアジア航測の千葉先生の掲示板から引用しています。
白っぽく入っているのは、最近自分が位置決めに使用しているH26/12/25海保からの海岸線です。
判読です
ここまですれば見ての通りですが、まずは溶岩流。
冷え切ってもいないだろう溶岩トンネルはもう輝いてません。本当に熱い場所だけが光っているんですね。陸地側の光点は溶岩トンネルが破れ生じているようです。
海に対して熱源をトレースしてみると、この海岸線は水深50mラインに乗りましたが、この1週間で20~30m程度しか進んでいません。
東耳~三角浅根の新しい陸地は140000m2=0.14km2=14haです。
さらにざっくりと全面積を計算すると2.45km2。最近成長気味の浜をどう解釈するかで、面積は大きく変動するでしょう。
今回は ここまでに。
コメントはおきがるにどうぞ。