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閣下が不用意に打たれたblog

噴火で変遷する西之島の火口や海岸線、暗礁などの海底地形等の図を衛星画像や各種資料から作成してます

H270811 ランドサット8の捉えた夜の西之島

西之島 ランドサット 成果資料

海底地形図の予知状況報告(その1)

 先日海底地形の調査結果を予知するとしたブログをUPしましたが、西之島付近の海底地形調査の結果は未だに公開されてはいない。

 7/5のFNNの報道番組に西之島の海底地形調査結果が一部写っていたらしかったのだが、動画を見つけたのでCAPした。

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番組は 「真相報道 バンキシャ」2015年7月5日放送

 

 おおーいいぞ、浅いところは美味しそうな夕張メロン色という事だ。見ると明後日の方に向かうデータもあり、図としては未完成で、測定データの補正作業の最中の様だ。しかしディスプレイに写ったこの画像は十分に美味しそう興味深い。

 溶岩の流出が予想された南から東にかけての海底地形も、まだ補正が終わっていないようだが、不完全上等、色眼鏡を通して見てみようではないか。もちろん色眼鏡とは当ブログオリジナルの海底地形図(予知版)である。 

今回の位置合わせは表示された西之島ではなく、海底の水深を表示した文字を基準に使った。スケールは100m/ゼブラで表示。暗礁図とオリジナルの推移図を載せた。

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良い感じだ。ここで浅い部分を示すオレンジ色は、桃図たんの表示してくれる水深40mラインによく似ている。洋上でこれだけ見えているならば、溶岩流の流れ出た部分もしっかり整理データ化され、私たちもその実態を目の当たりにできるだろう。

ますます報告が楽しみです。

文中の桃図たんの活躍はこちら。

噴火前最新の海底地形図だと思われるのがこちら。

 ランドサットの記事に続きますよ。

 台風一過の西之島

さて8/8の日中撮影では台風14号で、見えそうで見えないというレベルではなく、完全に雲海を撮影したランドサット。

雪辱を期す8/11の夜間撮影は死語となったピーカン、夜だけどもピーカンですよ。大事な事なので2度言いましたが、良く晴れました。

次図はH27/8/11夜間撮影の西之島付近。バンドの処理はB10ネガポジで濃いシアン着色、B7高感度で赤、B6高感度で緑。画像解像度は60m/px。

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見よ西之島周辺に殆んど雲はなく、東にたなびく噴煙も10km程度で消えている。

火映の表示

 雲が少ないのでバンドの処理はB10とB11を合算したネガポジで青、B7赤、B6緑、スケールは10m/px。

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B10とB11は走査線のようなノイズがあるので、合算して多少ノイズを消してます。

位置合わせ

雲というノイズがほぼないので、今回は暗礁図と火口位置情報にも出てもらいましょう。といっても影のようにちょこっとだけど。 

バンドの処理は上図と同じB10とB11を合算したネガポジで青、B7赤、B6緑。スケールは100m/ゼブラで図示。 海岸線は国土地理院3/1、だいち2号の5/15、EO-1の6/26データから。海底地形の等深線はオリジナルで、50m毎です。

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 基本的に陸域は熱を持っているので、B10とB11の青は黒く抜けるのですが、暗礁のあった部分は冷えているようにも見えますね。薄いから冷えやすい、とか?

夜間のデータは日光からの影響を受けないので、B10とB11の熱赤外線での分析は溶岩の冷え加減を確認する上で重要かもしれません。

 

上の図からそのB10とB11の青を抜いた溶岩流位置合わせですが、下図のようになります。

バンドはB7赤、B6緑。スケールは100m毎のゼブラで図示。 

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  南と東で海岸線に到達しているようですね。

赤色立体図載せ

 上の画像を赤色立体図に載せます。B7高感度で赤、B6緑に、赤色立体図を背景に使用。スケールは100m毎のゼブラで図示。

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 赤色立体図は千葉先生の発明したアジア航測の特許技術です

ホルニトの位置から溶岩が北に溢れているようだ。

 判読です

火口付近の光点は第7火口より多少北東寄りになっていて、7/31の海保の報告を踏襲していると思われます。

ホルニトの70mほど南東の位置はB5で最も熱が確認された場所です。これはホルニトの横腹から北に溶岩流があふれたように見えます。

火口東の溶岩の流出口も確認でき、周辺の東アゴ~東頬の広い範囲で光源が確認されています。海岸線には南に向かった溶岩流が到達したようですが、熱量はあまり多くはありません。

東頬~東耳の海岸に流出する溶岩流は火映を生じさせて活発に海に流れていると思われます。

全般的に現在は溶岩流の落ち着きが失われた状態と言えるでしょう。

ここ最近ホルニトの付近から溶岩流が流れたことは無かった。北方向に溶岩があふれたのは最近だろうし、新しい流出口である可能性が高い。ホルニトは相当標高の高い位置にあるので、完全に溶岩流の流路が変われば安定するかもしれない。

 

追記:海保のH27/6/18の垂直画像が手に入ったので、背景に置いてみました。

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見やすいですね。最近の画像としてはこの海保のモノなのでしょうが、この1年弱の西之島の画像解像度や配置が踏襲されていないのが気になります。

 

記事は以上です。

コメントはお気軽にどうぞ。

LandBrowserのクレジット表示 The source data were downloaded from AIST‘s LandBrowser, (http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html/). Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.