閣下が不用意に打たれたblog

噴火で変遷する西之島の火口や海岸線、暗礁などの海底地形等の図を衛星画像や各種資料から作成してます

西之島の溶岩流地形を楽しもう!倶楽部

2015年も変わらぬご噴火をお願い申し上げます

 あけましておめでとうございます。

 さて今年の元旦は残念ながら、西之島の丈予富士山頂でストロンボリ式噴火をドドーンと背景に初日の出を拝む、というのは6km以内に入れない関係でまことに、実に非常に残念ながら出来なかった。しかし!コタツの中で画像などを見て過ごすことはできるのではないか?

 ということでなんじゃそりゃですが、新年早々は自分が眺め過ごしている西之島を紹介します。

 最初の背景はカシミールで出力した国土地理院の2014/12/04計測版地図で、2.5m毎等高線です。加えて暗礁図と等深線、平成噴火前平面図、火口位置を載せています。

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※ここで新年早々ごめんなさいです!

 先日H26/12/22カシミールの地図記事をUPしたのですが、なんとこの画像が横方向に10%狭かったのです。

 カシミールの表示画面の画像を結合して利用していたのですが、この縦横比は確認していなかった。JAXA-海保さんのH26/12/10画像をデブ扱いしておいてこの体たらくで、全く申し訳ない。絶望した!言ったそばから自分で間違えて絶望した!

 

 

 

 記事の画像は差替えました。 

 まさに物申さばわが身顧みよ、ということですね。反省しました。

 

  反省するのは来年の干支でもできる、と申しますが続きます。

 

 溶岩流を眺め過ごすには、微地形まで明瞭表示の赤色立体図は欠かせません。

 背景は先日紹介しました国土地理院の2014/12/04計測版赤色立体図で、当方からはおなじみの暗礁図と等深線、平成噴火前平面図を載せています。

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 赤色立体図(2014©アジア航測㈱)  

 ※背景の赤色立体図は暗礁図と等深線を載せて見やすくするために、色合いを黄色側にずらしています。 赤色立体図の出典は下記事で紹介の千葉先生の掲示板からです。

 ところで図を見ると分かるのですが、スケールと文字が少し左下に傾いたようになっています。今回は0.68度時計と反対周りに回転させました。以前コメントしましたが国土地理院の正射画像らは、海保や東大地震研の画像に対して傾いてますので、情報頻度の兼ね合いで地理院の地図を回転させて載せています。

 ただ、同じDEMを利用しているはずのカシミール3D画像は、タテヨコ比は修正したけど回転修正は不用でした。どうなっているのかな?

 

  こうして溶岩流見ていると見慣れない形状だなあと思うのですが、 伊豆の大室山を見るとおやおや、西之島っぽい地形があるんですよね。 

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出典は地理院地図からで、色別標高図を透過させています。 

これ見ると城ヶ崎海岸とか日蓮崎など、まんま溶岩流の形状が同じですよね。大室山北東のシャボテン公園も溶岩原だったか溶岩流出口だったか、そんな感じです。

 

大室山の事はうさはかせこと小山先生の資料がとても参考になります。

小山真人研究室のホームページへ - 静岡大学

 

--ちょいと追記--

 2015/1/2はNHKの特番がある日ですね!

2015年1月2日(金)午後7時30分~8時43分(生放送)


日本列島誕生~大絶景に超低空で肉薄!~|NHK 自然 Nature

4Kカメラで撮影とか。じっくり拝見したいですね。

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今年も西之島が良い感じに楽しめるといいなと思っています。

コメントはお気軽にどうぞ。

 

 

LandBrowserのクレジット表示 The source data were downloaded from AIST‘s LandBrowser, (http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html/). Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.