閣下が不用意に打たれたblog

噴火で変遷する西之島の火口や海岸線、暗礁などの海底地形等の図を衛星画像や各種資料から作成してます

H270421ランドサット8の捉えた夜の西之島

弱くても輝けば

 

 4/21のランドサットの夜間画像はTIRSが反応しない程度の弱いものでした。最近はBAND7が強力に働いてくれるので、それでも確認すると、まあ光ってはいる。

最近はそんなのばかりだった中、3/17以降の位置合わせ成果画像を重ねて表示してみました。

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いきなり色合いが中々派手になってしまったよ。

雲噴煙だらけで最近は一部しか見えなかったが、全体像が少し見えるかな。こうなると付属の火映は少し邪魔だったか。

 

さて2015/4/21当日の夜の画像です。雲の様子を確認します。

BANDはB10をネガポジで白黒、B7を高感度で赤。画像の解像度は120m/picです。

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 活動域は火映を含めて赤いです。残念な雲のかかり方だ~。

 

でこれを拡大するように見る。BANDはB10ネガポジ、B7高感度赤、B7低感度緑

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強調しまくったがやはり無理がある。ノイズだらけだ。

だがこれをさらに赤色立体図に位置合わせする。

BAND10は青、B7が高感度赤、B7低感度は緑。

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 ううーむ、こんなに輝いてないはず、ご承知を。

 

 それゆけプリンセスプリンプリン

プリンと言えばピテカントロプス・オシモサクだっけ。

さて週間火山概況に珍しく西之島の最新画像が載りました。

画像はH27/4/22撮影の一枚しかないわけですが、活発な噴煙の下に見える火砕丘は非常にきれいなプリン型になっています。

 

 前回までの地理院のデータでは多少低い場所もあったと思うので、この間に歪みを補正できるような規模でのスコリア噴出を伴う噴火活動があったことが推察されますな。 

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 誰かがシュパーンと描いた絵のような山体だ。

 

ささ、コメントなどお気楽にどうぞ。

 

LandBrowserのクレジット表示 The source data were downloaded from AIST‘s LandBrowser, (http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html/). Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.