閣下が不用意に打たれたblog

噴火で変遷する西之島の火口や海岸線、暗礁などの海底地形等の図を衛星画像や各種資料から作成してます

Landsat8の撮影した赤外線画像の1週間

近赤外線連続撮影(1週間)3画像の合成について

先だって言及してましたがランドサット8の西之島撮影は、ほぼ1週間かけて夜間昼間夜間と3回撮影していました。そこでこの3回の撮影画像の合成をしようと言いだしていたわけでしたが、下のようにまとめてみました。

 

使用バンドは全てB7で、10/24だけB8を使用して雲を消去し、海岸線を明らかにしています。色の関係は10/20撮影が緑、10/24が背景で青、10/27が赤で、背景以外は加算処理です。

f:id:gravireyossy:20141030121913j:plain

これでざっくり赤い部分は1週間で伸びた部分となります。

 下はおなじみ、この画像の位置合わせです。

http://f.st-hatena.com/images/fotolife/g/gravireyossy/20141030/20141030120557_original.jpg?1414638390

--北側の海岸線は10/18の東大地震研のを利用していますので拡大方向の参考にしてください。--

 

さて活動中の火山に生じる噴煙等で、ランドサットで日中撮影できなかった溶岩流。この情報欠損を画像合成処理で補完してみようという試みでしたが、いかがでしたでしょうか。

自分も夜間撮影の位置決めに80mくらい失敗したこともあり、次善策を考えてやってみた訳ですが、この方法は使えるかな~という印象です。

経時期的な追いかけとしての色分けは今後も検討しますが、これもいい感じかなと。 

まだまだ良いやり方があるかもと思いますが、今回はここまでにて。

ご感想お待ちしとります。

LandBrowserのクレジット表示 The source data were downloaded from AIST‘s LandBrowser, (http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html/). Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.