銀河を離れ~
銀河岩礁のその後を斜めに判読
西之島の情報は公式の情報で外せないのが東大地震研の広報アウトリーチ室。
2013年11月21日西之島の噴火活動 | 東大地震研 広報アウトリーチ室
ここには良いデータがあるんです。それが地形の判別に効果的なTerraSAR-Xによる衛星画像 (協力: 株式会社パスコ) 。
そしてパスコさんもサイトを更新して、我々にも全体画像を高解像度で公開して11日で即公開!でまたやってほしいですよ。
待っとるんですよ、ほんとに・・・だが待ちくたびれたわ!ええい、ダイチはまだか!ヌガー!
さてまず下はH26.9.25の TerraSAR-X 西之島画像に暗礁図、等深線図、火口位置図と全部のせです。火口の位置がずれているのは TerraSAR-Xが相当斜めに撮影しているから。真下が0度だったら大体50度くらいのナナメ角ですよ。
さてこれ、なんと9/25の画像は月光島に溶岩流が到達した瞬間を映していたんですね。貴重です。でもオリジナル画像だけでは何が起きたか判りませんでした。暗礁図を当ててみてよかったです。
新規の溶岩流が暗礁らの影響で溝を起こしたりしているのが分かります。海が浅くなって溶岩流の1本毎の幅も小さくなってきていますね。
以下衝撃の画像に続きます。
いやいや次は同じ10/17撮影の西之島画像。ですが、
肝心な部分とかはみ出ているんだけどー。昔のグラビアかよ~。
さて嵐が過ぎた海保の10/16とほぼ同じ形状で、あちこち浜というわけですが、噴煙をものともしないおかげで溶岩流の端部や合間溝の形状がはっきりわかります。溶岩流の方向はやはり暗礁の形状の影響を受けていると思わせる一枚です。
だが?ここでニュース!( 衝撃 )
銀河岩礁の盟主月光島はまだ溶岩流に完全には埋まっていない(この時点)!です。背面に銀河浜を背負って、溶岩流をかき分けて止まっていますよ。これはびっくり。
やっぱ一次データにアクセスしないといかんね!
そこで!写真を基に東大地震研の面積変化図のライン引用を訂正しました。 また溶岩流と浜の形状を線種を分けて表示しました。
やっぱしな、浜以外のところが輝いている。画像の詳細は先日の記事参照。
いやあちっと反省した。海岸線は浜含みか溶岩流主体か~と考えていましたが、自分は今後の方針として、上記のように浜と溶岩流は併記するようにします。この方が記録としても良い気がする。
もちろん解像度が得られた時にしか更新出来ないけど、積極的にやってみる、ということでね。
さてお気軽にコメントどうぞ。