2015-01-01から1年間の記事一覧
週間火山概況より 先週の週間火山概況からですが、2015/11/25に撮影した西之島の画像が出ていました。見ると火口縁付近、特に内壁側に硫黄の析出物が現れたようです。 これまでの西之島の活動を見ると、硫黄析出物は比較的低温となった場所に現れると思いま…
左舷、弾幕薄いよ、なにやってんの! 宇宙世紀2015年11月20日(金)、人類が増えすぎた西之島溶岩を目の当たりにするようになって、既に2年が過ぎていた・・。(^_^;) 西之島の平成噴火も最近は熱活動がおとなしくなってきてヒヤヒヤしていましたが、2年目の観…
2周年に向けて動画も来ました 西之島のお誕生日迫る中、日テレと読売テレビが飛びました。 下の日テレの動画は噴煙がモクモクしているものです。 ついついコメントを振ってしまいました。 読売テレビは噴煙の少ない時間を狙っているようでしたね。 西之島 噴…
週間火山概況から ランドサット8の今回の撮影日である2015/11/12には、海保も西之島の観測をしていました。この資料が週間火山概況に出ていましたのでご紹介します。 「12日に第三管区海上保安本部が実施した上空からの観測では、第7火口から断続的に灰色の…
週間火山概況から ランドサット8の前回の夜間撮影H27/10/30では、西之島の熱活動は非常に弱い状況だったわけですが、週間火山概況からも弱い噴気が報告されていました。 内容を要約すると 「西之島は10月29日に海上自衛隊が実施した上空からの観測によると、…
晴れても輝きは薄く 10月27は完全に雲に入って日中画像を得られなかったランドサット8ですが、10月30日の夜間は良い天気に恵まれたようです。 しかし前回10/23同様、いやさらに熱源の輝度は下がっています。B6は参照していますが超高感度で画像化しています…
第133回火山噴火予知連絡会資料から 年に3回開催される火山噴火予知連絡会の資料が気象庁から公開されました。 うち西之島の報告は気象研、産総研、国土地理院、海保からなされました。しかし今回も東大地震研からは報告が無かった・・TerraSAR-X衛星の画像…
電子顕微鏡で見る西之島の海底地形 枝を伸ばす神経細胞を彷彿させると言われた西之島。自分もゼニゴケに似ていると言ったりしていますが、生き生きと成長するローブを見れば生命力にふさわしい何かを連想するのは自然な事ではないでしょうか。 その生命を細…
南の島の西之島 思い出したように少し前8/23のNHKスペシャルを見返したりすると、どうにも憧れを禁じ得ないのが無人の360度カメラが島に降りて撮影した映像。 中でも自分が好きなのはこの風景です。 旧島南台地から南側コバルトブルーの海に、小夜浜の波打ち…
さすらいの衛星画像ハンター さてランドサットやEO-1、だいち2号と紹介してきて、他にも衛星が撮影しているのか?という質問が最近出ました。もちろん狙われていますよ、西之島は。 前回紹介したUSGSのEarthExplorerは合成前の素材にアクセスするマニアック…
西之島探索に ここ最近は溶岩流が海中に到達せず、面積の拡大が起きていない西之島。 10月7日の夜間にはLandsat8の撮影もありましたが、データがほぼ同時に公開されたので、悩んだ挙句見て分かり易い昼間画像のEO-1の画像を先行してUPしていました。 そのEO-…
はてなにはアンテナがある 西之島みたいな離島の調査研究には情報衛星による観測が非常に重要になるわけですが、鳴り物入りで打ち上げられた陸域観測技術衛星2号、通称「だいち2号」が撮影した西之島の画像はどこかで手に入るのかな?とずっと思っていました…
西之島の火山活動と深発地震を搦め手で みなさん日経サイエンス読んでますか? 自分は歯医者さんでたまに読む程度ですが、今回は見逃せないのであります。 日経サイエンスの11月号は「特集:大地の変動を探る」の中で「西之島噴火と巨大深発地震」を取り上げ…
日中画像の西之島は 連続で 海保から9/16の画像が公開された西之島ですが、矢継ぎ早にEO-1の昼間画像がUSGSからUPされました。撮影は9/18の朝、時刻は8時20分~8時24分ごろです。 で最初はトゥルーカラー画像。全体の雰囲気を確認します。 画像はH27/9/18EO-…
小火砕丘が入れ子状に形成 先ずは昨今の西之島の紹介。今回のニュースは第7火口内に小火砕丘の形成という事で、上の9/16の状況と、下の8/19の状況で比較画像が紹介されています。どちらも海保の海域火山データベースから。 お鉢の中に赤ちゃんの様な火砕丘が…
火砕丘の南西方面に溶岩流が向かう小規模の新展開 当初ランドサットを楽しもう倶楽部の熱画像を見て、南西側に流出口が出来たかと思いましたが、火砕丘の山裾を廻る形で流れたようです。 http://landsat8.geogrid.org/public/nishinojima/2015.html 状況が変…
ついに人類は自発的ホルニトの破れを観測 壮大な見出しは完全に置いといてまだまだ続く好天、ランドサット8の撮影時に西之島上空は晴れ渡っていることがわかる。恒例「夜でも昼間のように雲が見えるんです画像」から紹介しますよ。データはランドブラウザー…
EO-1が恒例のゲリラ撮影を夜襲にて敢行 ランドサット8と同程度の分解能を持つEO-1衛星。ですがデータベースを見ても、西之島の撮影時期に周期性を見出すことが難しい。 さらには夜間撮影となると、ん、今年になって初めてじゃないかな。というか、中身の入…
海底地形図の予知状況報告(その2) 海底地形図の予知も結果が近づいてきました。海保のスライド動画の中に海底地形図の暫定画像があったのでパクッと位置合わせ。 データも暫定解析結果ですので、位置合わせも暫定と申しておきますが、前回よりずっと良い状…
その者蒼き画像を纏いて金色の河に降り立つべし 待ちに待った西之島特番、とても面白かった。様々な感動があって、何よりも参加している方々の楽しんでいる姿が伝わってくる番組でした。 自分も西之島の噴火について、存分に楽しみたいと思っています。大地…
平成噴火前の西之島は 平成25年より開始した噴火によって今はそのほとんどが溶岩に覆われた旧西之島。噴火前の西之島には貧弱ながらも植生があり、海鳥は希少種が営巣する場所でした。 その様子をご紹介。引用は下記から。 小笠原自然情報センター:プレスセ…
海底地形図の予知状況報告(その1) 先日海底地形の調査結果を予知するとしたブログをUPしましたが、西之島付近の海底地形調査の結果は未だに公開されてはいない。 7/5のFNNの報道番組に西之島の海底地形調査結果が一部写っていたらしかったのだが、動画を見…
黄色い何かが盛大にトッピングされた西之島 最近自分が度々言及しているストレッチマン2。懇切丁寧に説明をすれば彼は主に黄色く、危機に陥るとその辺に転がっているレモンを皮ごとかじってパワーアップしたりするNHKの正義の味方だ。 このところ西之島では…
夕霞明けて覗くはそらの島煙たなびき沈むうつしよ 旅客機から撮影されたという西之島の写真が2chの西之島スレにUPされていたのでここで紹介します。 綺麗だしシンプル、最近は自分のPCで壁紙に使わせてもらっています。 撮影は2015/6/20夕方、高度13000mの…
待てば海保の日和ありとか 西之島付近の海底調査船も帰港し、新たな海底地形図が公開されることを心待ちにしている今日この頃。今回の調査は海底の地質構造や活動状況、そして噴火の影響を含めた現在の海底地形の状態の報告も期待できるとあって、いやが上に…
ふふふ西之島よ、おぬしも丸よのう 7月23日の西之島は天候こそよかったものの、日付変更線の向こうからやってきた台風12号が既に南西の海上にあって、うねりが寄せている状況の様です。また噴煙はこの台風の影響で南東からの風が吹いているため、北西に良く…
途中の経過から 下はH27/7/13午前10時過ぎに日本テレビが撮影した西之島のCAP画像です。火口縁に黄緑色の硫黄が見えるのと、火口そのものが大きく口を開けているのが分かります。火口の中には小火砕丘があったはずですが・・ 画像は下の記事から。 <a h…
西之島が誰かに似るという 西之島の形状は噴火の開始以来変化し続けていますが、折々には何かに似ていると呼ばれたりしてきました。2013年12月末にはスヌーピーに完全に一致と言われ、その後当ブログにおいてはニャンコから千鳥、リーゼントの兄ちゃんとか。…
南の海にぼた餅はいかが 測量調査中の西之島ですが、7月6日の朝6:30頃から中央の第7火口からの噴煙が止まり、10:50頃になって火砕丘北東斜面から噴煙が発生し、新たに火口が形成されたと速報がありました。 斜面の北東側はホルニトのあった場所ですが、噴…
海保の海底地形調査からの報道ありました 報道各社が同行している今回の海底地形等の調査。各社が足並みをそろえて、しかし各々に編集して記事にしてくれたので興味深かった。そのうちから一つピックアップ。 FNNの記事です。 火山活動続く小笠原諸島・西之…