H270905 ランドサット8の捉えた夜の西之島
ついに人類は自発的ホルニトの破れを観測
壮大な見出しは完全に置いといてまだまだ続く好天、ランドサット8の撮影時に西之島上空は晴れ渡っていることがわかる。恒例「夜でも昼間のように雲が見えるんです画像」から紹介しますよ。データはランドブラウザーから。
画像は2015/9/5夜の西之島付近。バンドの処理はB11青着色、B10青、B7高感度で赤、B6緑。画像解像度は60m/px。今回はB11をベースにB10で明度処理し、その上にB7,B6を加算しています。
雲はほとんどなく、噴煙が確認できる非常にシンプルな撮影状況です。夜間の噴煙がきれいに映ると、充実感がありますな。
火映の表示
島付近の様子は、という事で多少処理を変えます。
バンドの処理はB10青、B11青、B7高感度で赤、B6緑、B5白。画像解像度は10m/px。
島付近の火映は切れていますね。噴煙の影響は殆んどなさそうです。
溶岩流は下の画像で検証します。
バンドの処理はB7赤、B6緑、B5白。画像解像度は10m/px。
位置合わせ
バンドの処理B7赤、B6緑、B5白。背景は推定の等深線と6/18の海岸線です。画像スケールは100m毎のゼブラで図示。
赤色立体図も新しくなったし、海岸線も7/28のモノに近々更新しますよ。
その赤色立体図合わせ
上画像を赤色立体図最新バージョンに載せます。下地の赤色立体図画像は化粧の溶岩流画像のノリをよくするため、赤を黄色に色相を変えていますよ。
赤色立体図は千葉先生の発明したアジア航測の特許技術です
北東に15mくらいこの段階で位置を調節しました。
今回はホルニトに異常が生じたので、高熱をB5の白で表示した標準透過画像を用意。海岸線他情報は抜いてシンプルにしましたよ。
判読です
ついにホルニトから南に向かう溶岩の流れに風穴、いや溶岩トンネルを開ける展開となった。ホルニトから出た溶岩流は、東方面が最近の溶岩流で埋まっている関係で、若干西側に向かい始めている。
さらに5月頃に南東に向かった溶岩流のルートをおさらいする流れが新たに生じている。この2本が流出口で同程度の熱量を持っている。
東耳に向かう流れは若干弱まっている。南に向かう流れはさらに不明瞭となってきた。この新しい2つの溶岩流出口、どちらが優先してくるのか、はたして別な展開が始まるのか。ランドサット8の撮影、9/9の画像に期待したいです。
考察
さて5月頃から溶岩流出口として現れ、ここ最近堅牢であったホルニト。誰が押しても引いても崩れることは無かったが、いや誰もそんなことをしてはいなかったが、ランドサット8はついに自発的対称性のホルニトの破れを観測することに成功した。
すばらしいランドサット8くん。君は英雄だ、大変な功績だ!あれ?カチカチ
アホ面ならぬ名称の愛らしさからも一躍有名になったホルニトだったがついに、北東向きの横っ腹から溶岩流を流し始めたと思われる。さらに問題はホルニトから出た溶岩流の向き。熱量充分、このままいくと旧島南台地が射程圏内だ。鳥さんが危ない!
tanθタン「みんな逃げてー」
蒸スカ「政治的理由で伏字-!」
・・・
これって考察なのか?という疑問を残して政治的理由で表現の自由が侵されてしまったので記事は以上です。
表現の自由についてはmarcoさんの記事を参考にしてね。
marcoさんのアイコンに似ている西之島についてはこちらを参考にしてね。
ゴメンナさいmarcoさん。
コメントはお気楽にどうぞ。