閣下が不用意に打たれたblog

噴火で変遷する西之島の火口や海岸線、暗礁などの海底地形等の図を衛星画像や各種資料から作成してます

成果資料

R020522だいち2号の捉えた西之島

国土地理院から、だいち2号のSAR画像が公開されたので、今回は位置合わせ画像から面積の計算をしましたので、簡素に報告します。 データは国土地理院の下記リンクから。 https://www.gsi.go.jp/BOUSAI/R1_nishinoshima.html#13 下はいきなり位置合わせ画像で…

R020131だいち2号の捉えた西之島

200131に撮影された、だいち2号のSAR解析画像が国土地理院からUPされました。 合成開口レーダーで悪天候でも地形を把握できる「だいち2号」。画像情報が白黒テレビ並みなのがじれったいですが、安定感は抜群ですな。 www.gsi.go.jp 単純画像のGIFアニメも更…

R020117西之島の標高を測定(その2)

横から撮影した西之島キタ! 衛星画像から見た感じで標高を宣言して翌日、海保から西之島を横から撮影した画像がUPされました!しかも同日撮影で。 しかも予想した山頂形状と違うんだけど。 ということで別な角度から恐怖の答え合わせと行きましょう~ 画像…

R020117西之島の標高を測定(推測)

手ぇぬるいっ!!あんな小島少し締め上げればすぐ標高を割るわい! 西之島が令和の再噴火して1か月ちょい。 皆さん興味あるところの山頂部標高がどうなったのかを伝えるニュースが無い中、SARの白黒画像と虹色の干渉波画像ばかりが手に入るこの頃です。 しか…

R010110ランドサット8の捉えた西之島

令和噴火前の海底地形図 令和再噴火で海面埋め立てがさっさとはじまり、どこがどうなるのか、元の海底地形図が古いと納得いかないという諸兄もおられるかもしれんと思いまして、というか自分が納得いかんということで、皆様ご存知、アジア航測の千葉達朗先生…

西之島の海底地形を予知・リローデッド

西之島の海底地形予知図を更新 平成噴火の2ndシーズンも終了し、その噴火のあらましが分かる資料と言えば、2017/10/3の火山噴火予知連絡会の資料。ここでちっとは陸上海底の地形図も更新されていくだろうという中ですが、これががなかなか公開されない。 拙…

西之島はいけずなのか

再度国土地理院の火山基本図から 先日お伝えしたように、国土地理院からは新しいデータを基にした火山基本図が提供されました。 火山基本図データ・ダウンロードサービス|国土地理院 このクオリティーで作成した地図が、刊行を控えて再噴火し大きく改変され…

2年目に突入した西之島の平成噴火活動

左舷、弾幕薄いよ、なにやってんの! 宇宙世紀2015年11月20日(金)、人類が増えすぎた西之島溶岩を目の当たりにするようになって、既に2年が過ぎていた・・。(^_^;) 西之島の平成噴火も最近は熱活動がおとなしくなってきてヒヤヒヤしていましたが、2年目の観…

西之島の海底地形図の予知情報報告(その3)

電子顕微鏡で見る西之島の海底地形 枝を伸ばす神経細胞を彷彿させると言われた西之島。自分もゼニゴケに似ていると言ったりしていますが、生き生きと成長するローブを見れば生命力にふさわしい何かを連想するのは自然な事ではないでしょうか。 その生命を細…

H270827 ランドサット8の捉えた夜の西之島

海底地形図の予知状況報告(その2) 海底地形図の予知も結果が近づいてきました。海保のスライド動画の中に海底地形図の暫定画像があったのでパクッと位置合わせ。 データも暫定解析結果ですので、位置合わせも暫定と申しておきますが、前回よりずっと良い状…

H270811 ランドサット8の捉えた夜の西之島

海底地形図の予知状況報告(その1) 先日海底地形の調査結果を予知するとしたブログをUPしましたが、西之島付近の海底地形調査の結果は未だに公開されてはいない。 7/5のFNNの報道番組に西之島の海底地形調査結果が一部写っていたらしかったのだが、動画を見…

西之島の海底地形図を予知

待てば海保の日和ありとか 西之島付近の海底調査船も帰港し、新たな海底地形図が公開されることを心待ちにしている今日この頃。今回の調査は海底の地質構造や活動状況、そして噴火の影響を含めた現在の海底地形の状態の報告も期待できるとあって、いやが上に…

西之島の昭和噴火と海底地形

西之島の噴火活動と信仰について 平成の西之島噴火は活発ながらも爆発的ではなく、いつ報道陣が撮影に行ってもストロンボリ式噴火をしてボフボフ言っている。この安定感がまた魅力の内だと思う私ですが、西之島ウォッチャーの中には一定の支持を集める特別な…

火山噴火予知連の資料

拡大停止とニュースになっていますが 今週は未掲載ですがEO-1も3/24に撮影したようだし、海洋研究開発機構も活動した報告があり、西之島情報が沢山ありました。 そして海保が3/23、3/25と飛んで、昨年12/30以降続いていた東耳の耳当てに向かう流れに代り、火…

薄暮の西之島に道は開かれた

閣下に伝えろ!予定通り西之島に出発すると!! さてここではいつも夜の西之島画像と言えばほぼランドサット8。でも可視光であるBAND4あたりでは光っていることは確認できていない。 画像としては赤外線画像を色付けして処理していましたが、現物の活動中の…

ランドサットで読み解く西之島の海底地形

// ランドサット8の色覚から 衛星画像から得られるBAND別の画像を見るといつも思い出してしまう。ランドサット8に搭載されている機能のマルチスペクトルセンサの種類は、生物に置き換えて表現すると色覚の数という事になるのかなあと。 例えば鳥類の色覚とい…

西之島の地名地図H261225

// 西之島の地名地図を更新します 正月に新展開があったので新しい推移図に載せようと思っていたのですが、新しい地図を待っていてもなかなか出てきそうもなく、その間も西之島は新しくなるばかり。ですので、26年末の推移図を背景に西之島の地名・名称の地…

西之島の溶岩流地形を楽しもう!倶楽部

2015年も変わらぬご噴火をお願い申し上げます あけましておめでとうございます。 さて今年の元旦は残念ながら、西之島の丈予富士山頂でストロンボリ式噴火をドドーンと背景に初日の出を拝む、というのは6km以内に入れない関係でまことに、実に非常に残念なが…

西之島の噴火はお誕生日ですよ!

西之島の平成噴火は本日11月20日が誕生日です --画像差し替えました。範囲を大きくして、浅めの等深線の色を変えました。11/20-- 去年H25.11.20は噴火が発見された日ではありますが、この日は西之島の平成噴火の誕生日扱い。今回はマニア向けのプレゼントも…

銀河を離れ~

銀河岩礁のその後を斜めに判読 西之島の情報は公式の情報で外せないのが東大地震研の広報アウトリーチ室。 2013年11月21日西之島の噴火活動 | 東大地震研 広報アウトリーチ室 ここには良いデータがあるんです。それが地形の判別に効果的なTerraSAR-Xによる衛…

噴火活動中の西之島周辺の名称について

地名の終わりとランドマークワンダーランド --地名地図を更新しました--H270207 西之島の地名地図H261225 - 閣下が不用意に打たれたblog 西之島の地名地図H261225 - 閣下が不用意に打たれたblog -- -- そろそろ噴火が確認されてから1年になろうとしている西…

明治時代測量の西之島

先人の遺した貴重な資料 古い時代のデータの保存というのは重要な事で、明治時代に壊したり売ったりしてきた城郭などは今になって図面が無くなったとか出てきたとか、まあ過去を知ろうとする人には大切な資料です。 2chで紹介いただいた「海図49号の南方諸島…

銀河岩礁と西之島の失われた火砕丘

西之島の合成空中写真1997年版(海底地形観察向け) このブログのほぼメインコンテンツである西之島の海底地形である暗礁。平成の西之島噴火は激しさを増し、今まさに新しい溶岩流によって暗礁はもちろんランドマークとなっていた岩礁も沈みゆこうとしている…

西之島は富士山のような大きい山だと申しますが

断面図で西之島と富士山を比較 --9/30断面図2枚を差し替えました-- 西之島は周囲海域4000mもの深海からそびえる独立峰である・・という。そして山体は富士山と同じぐらい大きいんだと。見えないけど。 どんな形状なのか。海底地形は浮力で支えられるから超…

東大地震研の西之島面積変化図

ー今後は多少アレンジした等高線を使用するつもりだー などと言ってから、何もアレンジしていない図を不用意にリリースする。 まあ最新の形状図に暗礁図を載せるという約束ですから。 で最新の西之島画像としての背景は東大地震研のH26/9/5版の面積変化図で…

西之島の暗礁図+H250903のLandsat8画像

本日紹介するのはこのブログのメインコンテンツ、西之島の海底地形です。といっても頂上付近の水深50m程度のごく浅い部分のことで、主題は暗礁図というところです。 最近はこれにねちこく取り組んでいたが、とりあえずは記載漏れがない状態と思う。 背景はH…

1947/06/30(昭22)西之島の空中写真はモノクロだった

昭和初期の西之島の写真 西之島の最新の画像に予想とか妄想とかを記入してきましたが、今回は最古の画像に挑戦してみましたので拙いながら、研究成果をUP。 昭和噴火前の旧西之島の疑似カラー画像です。 撮影時期は表題の通り昭和22年6月30日で、地理院の地…

LandBrowserのクレジット表示 The source data were downloaded from AIST‘s LandBrowser, (http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html/). Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.