閣下が不用意に打たれたblog

噴火で変遷する西之島の火口や海岸線、暗礁などの海底地形等の図を衛星画像や各種資料から作成してます

R020522だいち2号の捉えた西之島

国土地理院から、だいち2号のSAR画像が公開されたので、今回は位置合わせ画像から面積の計算をしましたので、簡素に報告します。

データは国土地理院の下記リンクから。

https://www.gsi.go.jp/BOUSAI/R1_nishinoshima.html#13

 

下はいきなり位置合わせ画像です。

f:id:gravireyossy:20200525222837p:plain

200522だいち2号(位置合わせ)

下は面積の計測エリアのペイント図です。

海岸線は2018年12月の国土地理院画像の拾いに、2020年5月5日のSKYSATから拾った増加分の海岸線を追記したものです。

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200522だいち2号-面積ペイント

計測結果

拾いは砂浜も込みの大雑把に、それでも76座標から取りました。

結果は、3.617km2。

これで3.54km2の南硫黄島を超えですな。(手前調べ)

以前SAR画像は島に対して大きく見える傾向がありましたが、島自体が大きくなったため結果の誤差が小さくなってきたように思います。

 

ちなみに前回報告した海保の画像から火砕丘の標高も計算しました。

結果頂上の標高は246m。

これはなんちゃって写真測量なのですが、±10mは狂わないと思いますな。

 

以上です。

管理者権限のコントロールが効くようになってきた気がするので、コメントはお気軽にどうぞです!

LandBrowserのクレジット表示 The source data were downloaded from AIST‘s LandBrowser, (http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html/). Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.