ランドサットの捉えた近赤外線の西之島H261125-28
噴煙の影で時に欠ける西之島
西之島のランドサット画像は1週間に3回のデータが届くという事で、前回トライしてみたのが異なる日付の撮影から、B7の画像を集めて溶岩流の形状を知ろうという試みです。
今回は第2弾で、11/21日の撮影データが認識できなかったので、H26/11/25と11/28の2データで構成しました。
色は11/25のB7緑、B8青、11/28のB7赤です。
H26/11/25のきれいな画像でも噴煙に隠れて不足していた情報が、ちゃんと11/28のデータで補われた感じ。無理をしたかと思っていたが、この手法はまあ有効な気がする。
このような子供だましであっても、積極的に騙されてみることにしてお次は位置合わせ。
今回は図を合わせただけでなく、H26/11/28想定の海岸線を作ってみた。
なんかいい感じに海岸線が描けてて、短期的には目安になると思います。やはり海王暗礁からサメ浜沖に向かっては成長著しい印象ですね。
色合いが派手だったので暗礁図は次図で当てましたが、背景の旧島はS49/8/3の西之島新島を持ってきてみました。
出典は気象庁のPDF資料から海保水路部の「西之島の火山活動について P51 第3図」の画像で、これをラスベク変換して取り込んでいます。この図は北方向こそ回転修正してますが、寸法や比率などの精度は高いですね。
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/kaisetsu/CCPVE/Report/001/kaiho_001_13.pdf
自分は「西之島新島」というと、この形を想像します。今回の噴火の規模が大きい事を改めて認識。
それにしてもそろそろ海保さんの垂直写真が欲しいですな。
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