閣下が不用意に打たれたblog

噴火で変遷する西之島の火口や海岸線、暗礁などの海底地形等の図を衛星画像や各種資料から作成してます

H290708ランドサット8の捉えた夜の西之島

変成熱合体!西之島ロボ

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国土地理院西之島等高線からイケ図を作成して興奮している自分、なんと平面図から読み取った赤色立体図を千葉先生より頂きましたぞ!おおおー!なんじゃこりゃー

西之島の火山基本図

http://www.gsi.go.jp/gyoumu/gyoumu40001.html

拡大すると等高線が段々畑のように現れ、さらに凝視していると段々畑等より山城、いや要塞が合体したかのような規模に見えてきます。

残念ながら要塞が合体する例はないので、これは㊅以上神合体して出来たロボと認定。

さらなる溶岩流と合体してアメニモマケズ波浪と闘えロボ西之島

以下ゴッドマーズ禁止!

黄色いあんよが見えてる

さて7/8の当日のひまわり8では夜9時30頃、雲が乗ってしまったように見えた西之島

データ上も雲と当たってしまい熱赤外線は特徴を得られませんでしたが、幸い薄かったようでB7とB6は活動を捉えていました。

データはUSGSのEarthExplorerからです。

EarthExplorer

火映の表示

活動部位以外にモヤのような赤色が掛かっていますが、雲との相関が無い状態。高層雲の下には噴煙や湯気があると思われます。

画像のバンドはB10青着色、B7高感度の赤、B6緑、B5白。画像の解像度は10m/pix。

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溶岩流画像

画像のバンドはB5白、B6緑、B7赤。画像の解像度は10m/pix。

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海岸部に比して火口の輝きが小さい状態。噴煙の影響と思うが見えん。

で、この画像を前回の日中画像、6/26撮影のB8に乗せ位置の確認をするとこんな感じ。

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位置合わせ

資料が増えたし今後位置合わせも変えていこうと思いますが、とりあえず合わせるのは赤は噴火1期目前の西之島。ベージュは参考の海岸線に2015/11頃、5/2の海保、6/26のランドサット8。緑と紫の等深線は海保の資料から。透過緑ペイントで暗礁図。スケールは図示。

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地理院の等高線合わせ

国土地理院の等高線の主経線10m毎、これを50m毎に色を変えたものを乗せます。 

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流れのあるうちにやりたかったな~これ。トンネルになってしまったから見えない。今後に期待。

赤色立体図乗せ

位置合わせ画像に千葉先生の赤色立体図を乗せます。

バンドはB5白、B6緑、B7赤、背景は赤色立体図。画像のスケールは図示。等深線は10m毎。

赤色立体図はアジア航測の千葉先生のサイトから。国土地理院が2015年12月9日に測量した2.5mDEMのものです。 

http://arukazan.jp/twentytwenty-master/index.html

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※冒頭紹介したロボ西之島は調整中の為今週は合体できません。

判読です

高層に雲があり熱赤外が地表付近を読めないため、噴煙の影響も読めませんが、主な活動は確認できるように見えます。

特に西の溶岩扇状地は北西側へ活発に進延しています。小夜浜暗礁を2つ目まで埋めたようです。

火口付近は輝度が低いうえ位置が西よりのため、周囲にある影とともに噴煙の影響を考えます。火映は広く視られたため、全体の熱量はあると読みます。

旧島に上陸するには適した湾入地形となりました。面積は効率的に増やせているようです。

 

ついに小夜浜暗礁を構成ずる2龍が埋まって喪失感もあり。早いなあ。新しい西之島の礎になってくれ。

記事は以上です。コメントはお気楽にドゾ。

LandBrowserのクレジット表示 The source data were downloaded from AIST‘s LandBrowser, (http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html/). Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.