西之島8/26観測の海岸線
長径90mに及ぶ「溶岩マウンド」が北火口内に発生して爆発の恐れがニュースになっている西之島。
7月4日地理院観測の赤色立体図標高別色分けバージョンに、ここ最近の面積増加を追加してみた。
赤色立体図(2014©アジア航測㈱)
海岸線のソースは7/24と8/26は海保、8/2と8/21は宇宙技術開発株式会社、8/12は東京大学地震研究所の撮影画像等。実際は南や西で浸食や堆積がおきている。
北東火口にはもう少し活躍してほしかったが、8/12には成長が止まり、この段階で溶岩マウンドが発生している。
そもそもこれを見ると北側火口の直径が40mくらいしかないのに、溶岩マウンドが収まるくらいに北火口が大きく開口しているのは、それだけの規模の爆発イベントが8/12の前にあったからだろう。この爆発が結果的に北東火口への供給ルートを断ってしまったのではないかと邪推している。
北火口は4~5月にも爆発を起こしていると思われるし、火道の形状や状態が爆発向きなのかもと思う。
2度あることは何とやら、北火口は要注意。