閣下が不用意に打たれたblog

噴火で変遷する西之島の火口や海岸線、暗礁などの海底地形等の図を衛星画像や各種資料から作成してます

海保の画像から斜め上に行けばH261210

海保が更新した西之島の最新映像が見慣れない

海保の最新情報は、だいち2号(ALOS-2)の12/10撮影画像が採用されて出てきた。しかし・・気になる点はいくつかあれど、なんかおかしい。今回の重要な違和感は下記のようなものではないだろうか。つまり

  • 知らない人から見ると「ふーん、こういう島なのね」
  • 友達から見ると「なんだ、太ったなーお前」
  • 詳しい人から見ると 「どちらの安山岩様ですか」
  • 親から見ると「うちの子じゃありません」

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 グレて街角に座っていたあの頃の人々の様な雰囲気が確かに漂っている。なんでこんな風になっちまったんだお前っ。

 

 複雑な彼の家庭の事情に続く?

  事情は飛ばしてタテヨコ比を修正しデブを解消。当初の拡張向きが分からないから、適当です。

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これで12/10の最新海岸線が見えたわけです。で、

 結論から申して、この元画像は縦横比が10%程度狂っています。また縮尺も合いません。・・・絶望した!こんなに合わないのが公的機関から出てきて絶望した!

ええーい、助さん格さん、懲らしめてやりなさい!

ここはずいぶんとご立腹で

 この元図は火山噴火予知連絡会の衛星解析グループの活動資料で、原初データはJAXA、そして海岸線を引き公開したのは海保との事。だいち2の画像は対象を7度~52度程度の迎え角で撮影するから、そもそも縦横比が合わないのが原データで、これを上下に引き延ばして上から見た図のような形にしている。

 引き延ばし率を間違えただけだと思うが、しかしどうしてこの状態で公開されたのか?

 JAXAから出てくる西之島画像は、今までも横方向が広がっている画像が度々出ていたが、やはり他の機関と共有するときは最低限の補正を実施せんと。

 また海保はおかしいことに気付いたら海上では自分が正なのだからサクッと直せばいいんで、何も遠慮することはないはずです。

斜め上に行ったついでに、斜め上から見下ろそう!

 斜め上から撮影した画像をわざわざ歪めているのなら、元々は普通に斜め上から見ている画像のに戻せますよね。そこで補正のリバースやってみました。

 だいち2号衛星に人が乗って斜め下に西之島を見れば、ざっくりこの画像のように見えるはずです。

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 おお?この目線もいいんじゃないかな、火砕丘の雰囲気もなかなか・・あれ?真ん中になんかゴマみたいなものがある。溶岩マウンド出来てるんか?

 こういうのも良いね。またやってみるか。

 

さーあ助さんも格さんも、もーういいでしょう!

さてご隠居、今回はこんなもんで。気楽にコメントどうぞ。

 

LandBrowserのクレジット表示 The source data were downloaded from AIST‘s LandBrowser, (http://landbrowser.geogrid.org/landbrowser/index.html/). Landsat 8 data courtesy of the U.S. Geological Survey.